【速報:睡眠の質を改善する食材の競争が激化しました】

平素、大変お世話になっております。

トータルヘルスケアラボSORAの小西でございます。

当院では睡眠の質を改善する食材として、

 

デザートにキウイを食べて下さい

 

とお経のように唱えます。

お経のように唱える理由は、2011年に台湾で行われた研究を根拠しております。

 

研究では睡眠に悩みを抱える24人を対象として、参加者の方々に

 

寝る1時間前にキウイを2個食べてください

 

とお願いしました。

 

4週間経過すると、下記のような結果が得らえました。

 

  • 参加者が眠りに入る時間が35%も早くなった
  • 睡眠時間の合計は13.1%も延びた
  • いったん眠ったあとに起きる時間が28.9%短くなった
  • 主観的な睡眠の質は42.4%も改善した

 

睡眠サプリよりもはるかに効果的ですね…。

当院でも私のお経を聞かれたお客様は朝の目覚めや熟睡感が改善されたと非常に好評です。

ただ、ここにきて睡眠の王様食材であるキウイを脅かす存在が現れてきております。

 

その食材とは?

 

  • 納豆
  • アボガド
  • バナナ
  • じゃがいも
  • ほうれん草
  • サーモン

 

どれも手強そうですね…。

 

今回はキウイと激しく競争する各食材について、最新研究をご紹介致します。

 

▼参考にした研究はこちら▼

  • Lin et al(2011)Effect of kiwifruit consumption on sleep quality in adults with sleep problems
  • Okamoto et al(2024)The Association of Sodium or Potassium Intake Timing with Athens Insomnia Scale Scores: A Cross-Sectional Study
  • Mossavar-Rahmani et al(2015)Eating behavior by sleep duration in the Hispanic Community Health Study/Study of Latinos

 

今回紹介する研究は、我が国日本で行われました。

対象は20〜64歳の日本人4,568人で、調査では以下の点をチェックしました。

 

  • 各食事(朝・昼・夜・間食)ごとのカリウムとナトリウムの摂取量
  • 睡眠の質を評価するテストの点数
  • 年齢、性別、BMI、身体活動量などの基本情報

 

その結果、

 

カリウムを多く摂る人は、不眠の症状が少なかった

 

という傾向がみられたそうです。

 

  • 夕食時のカリウム摂取量が多い人は睡眠テストの点数が改善
  • ナトリウムの摂取量はあまり関連がなかった

 

簡単に言えば、

 

夕食にカリウムをしっかり摂ると、睡眠の質が良くなるかもしれない

 

ということです。

 

従来の研究では、塩分の多さが睡眠の乱れと関係しているとされてきましたので、今回の研究結果は意外なものでした。

 

では、この研究結果を参考にすると、

 

良質な睡眠のために、カリウムが多く含まれている食材を食べるべきだ!

 

と主張したくなるのですが、いくつか注意点がございますので、下記に列挙致します。

 

  1. 因果関係は不明:今回の研究では、「よく眠れてる人は、たまたまカリウムを多く摂ってる」というだけかもしれない。
  2. カリウムは食品から摂るのが原則:サプリで高用量を摂ると不整脈のリスクがありますので、冒頭に紹介した食材を召し上がってください。
    • 納豆
    • アボガド
    • バナナ
    • じゃがいも
    • ほうれん草
    • サーモン
  3. あくまで「+α」:いかにカリウムが大切であっても、睡眠改善の王道は下記のような内容のため、食べ物で睡眠をコントロールするのは、あくまで補助的な方法とお考え下さい。
    • 規則正しい起床時間
    • 朝の光+運動
    • カフェインは14時まで
    • スマホ、テレビ、PCなどのブルーライトは就寝2時間前まで
    • 就寝前1時間のリラックスナイトルーティン

 

ここで、カリウムが睡眠に効く理由ですが、

 

カリウムは血圧を下げてくれる可能性がある!

 

からです。

 

ナトリウム(塩分)とカリウムの関係は以下のようになっております。

 

  • ナトリウム(塩分):体内の水分バランスや血圧を上げる方向に働く
  • カリウム:ナトリウムに対抗して、血圧を下げる方向に働く

 

ここで重要なのは、

 

寝てる間に血圧が下がらない人ほど睡眠の質が悪い…

 

という傾向が確認されております。つまり、

 

夜にナトリウムを減らしてカリウムを増やせば、睡眠中の血圧が下がってよく眠れるかもしれない

 

という仮説が成り立つわけです。実際、約12,000人のデータで、睡眠時間6時間以下の人はカリウム摂取量が少なかったという研究がございます。

 

よって、

 

  • 規則正しい起床時間
  • 朝の光+運動
  • カフェインは14時まで
  • スマホ、テレビ、PCなどのブルーライトは就寝2時間前まで
  • 就寝前1時間のリラックスナイトルーティン(ストレッチや瞑想など)

 

以上のようなことを取り組んではいるものの、中々睡眠の質が改善しない方には

 

  • キウイ
  • 納豆
  • アボガド
  • バナナ
  • じゃがいも
  • ほうれん草
  • サーモン

 

以上のような食材を夕食に召し上がってみては?と考えている今日この頃です。

 

ただし、それでも睡眠の質が良くならない方は、当院の施術が功を奏するケースが多々あります。

頚や背中、腰の緊張が改善すると、自律神経の機能が回復し、しっかりと眠ることができるからですね。

 

  • 具体的にどんな施術を行うの?
  • オレはどんなものを食べればよい?
  • 私にできる生活習慣の見直しは?

 

睡眠に関してお悩みの方は、是非当院の公式LINEにご登録し、お気軽にご相談下さい。

 

https://lin.ee/i3F8lHP(QRコードが出るので読み取って下さい)

 

皆様のご多幸をお祈り申し上げますm(_ _)m

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